不機嫌な果実

竹中ふみのNY ♥ 3畳生活 ‐ めざせシリコンバレーエンジニア ‐

コロナ禍の有益な過ごし方~コロンビア104歳男性が博士論文完成~

 最近目に留まった記事の中に、このコロナ禍の巣ごもり期間中に30年近くつづけてきたイギリス、マンチェスター大学の科学技術における博士論文を完成させたというニュース。コロンビアに住む104歳の男性。Lucio Chiquito氏。「持続可能な水利用」を研究テーマとして、発電などの目的で河川から採取する水の「持続可能かつ最大の量」を割り出すというもの。200年以上前から「永遠の謎」とされてきた問題で、複雑な数学の問題を解く必要があったそう。

news.yahoo.co.jp

この記事を読んだとき、耳が痛かった。このコロナ禍では自分で望んだわけではないが自由な時間がたくさんある。でもその時間を有効に使えてはいない。もっとインプットできる時間があるはず。このおじいさんのように何か明確は目的をもってインプットしたいなと思った。そしてこのおじいさんの年齢。YouTubeでお話されている様子をみてもとても102歳とは思えない。

www.youtube.com

 このバイタリティーはどこからくるのか。彼のインスタを見ると、コンパクトカーを運転してみたりひ孫?孫とおしゃべりしたり、水辺でボートを漕いで楽しんでいる様子を見ることができる。長年連れ添った夫人を亡くしてもアクティブに過ごすことができるのは、好奇心なんだろうと思う。新しいものや、非日常的なアクティビティは人間を若返らせるんだと思う。電話で四苦八苦しながら母親にClubhouseを紹介した。物忘れが多いとぼやくので是非あたらしい文明の利器(笑)を楽しんで欲しい。

Lucio Chiquito氏のインスタ

https://www.instagram.com/luciochiquito104/?hl=en

 

 

Clubhouse の”今日の飲み会楽しかったな”感

 もうすでに私はClubhouse中毒である。ねばって色んな知り合いに招待状をお願いしたかいがある。学生の頃からラジオ好き。ながら作業にはいいアイテムだ。ニューヨークではそこまで浸透している感じがない。20代同僚のアメリカ人と中国人はアプリの存在すら知らなかった。おそらく日本だけじゃなくて、若い世代には浸透しにくいのかも。

Clubhouse: Drop-in audio chat

Clubhouse: Drop-in audio chat

  • Alpha Exploration Co.
  • Social Networking
  • Free

apps.apple.com

 英語のルームで面白かったのが、マネーの虎の就活バージョン。テック関連のリクルーター10人近くが自己紹介と欲しい人材を話していくと、次々と候補者が手を挙げて自らをアピールしていく。いい人材があれは、”I will send you for the interview” となっていく。びっくりするスピード!カレッジのディベートのクラスで感じた、話の腰を折る感を感じてとてもじゃないけど手は挙げられなかった。日本語のルームのお気に入りは清塚信也さんがランチタイムやディナータイムにやってくれるピアノのルーム。これはちょっと集中して作業しているときにちょうどいい。やっぱりメンタリストDaigoがいるルームは面白い。Clubhouseでの彼の場合、YouTubeチャンネルで得られる日常生活で役立つ情報の面白さじゃない。彼がいるルームに群がってくるDaigoの友達やモノマネ芸人のコラボのギャク感がめちゃくちゃ面白い。城田優が所々で入れてくるドラえもんモノマネのボケはかなり面白かったし、小室哲哉の貴重な話にお笑い芸人がつっこんでくれるのも声を出して笑ってしまった。Daigoがいるルームには、オードリーのM1の決勝ネタみたいになるときがあってその瞬間が面白い。分かる人いるかなあ、この感じ。最後にルームを出るときには、今日の飲み会楽しかった感があって好き。このアプリも中毒になるように心理的にも研究して開発されているんだろうな。まあ、それでもやるけどね笑

 

毎日投稿の難しさ ~ It's okay to be unproductive ~ HelloMayukoさんのYouTubeチャンネルから

毎日投稿の難しさをひしひしと感じる。まさに三日坊主のこのブログ笑

本当に世の有名なYouTuberさんやブロガーさんには頭が下がる。ヒカキンすごいよー。前回の投稿からもう一週間過ぎた。このブログだけじゃなくて、肝心な転職活動も活発に動けてない。この罪悪感の悪循環。コロナのせいにはしたくないが、いつも集中できていた大学の図書館やカフェが使えない。仕事も短時間になり生活リズムが崩れる。夜更かししちゃえーっと調子に乗ると仕事の日の朝がきつくなり、集中したい休日の日中に眠くなる。この文章を書いていて本気で泣けてきたー。この負のループに拍車をかけたのがスマホゲーム中毒だ。いよいよ自分ヤバいなと思って抜け出し方をぐぐっていたら、”人には4つのタイプに分けられる”と「人生を変える習慣の作り方」の著者であるGretchen Rubinは提唱しているのが目に留まった。

  • アップホルダー(約束を守る人で、内外からの期待の両方に応えたいタイプ)
  • オブライジャー(義務を果たす人で、他者からの期待には応えるが、自分自身による期待には抵抗する)
  • クエスチョナー(疑問を持つ人で、他者からの期待には抵抗し、自分自身の期待には応える)
  • レブル(抵抗する人で、内外からの期待の両方に抵抗する)

おそらく私は、オブライジャーだと思う。治療法としてはSNSとかで可否を報告したり、できなかったら罰金だったりといった方法があるらしい。なるほど。なんとなく私には効く気がする。そんなこんなでまだまだデスクに向かえない自分に情けなくなっていた時、いつも楽しみにしているエンジニアのHelloMayukoさんの動画が私を救ってくれた。

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ほんとに罪悪感に苛まれていた心が洗われた~。誰だって、ダラダラしちゃう期間があってもいい。自分の体が必要としているのかもと休めてあげてもいい。YouTubeを徘徊すれば色んな啓発チャンネルがある。メンタリストDaigoのチャンネルやオリラジあっちゃんのチャンネルがあれだけ人気なのは、やはり日本人って頑張り屋なんだと思う。仕事や勉強だけじゃなくて、自分の人生をなんとかうまく立ち回れるようにみんな試行錯誤しているんだと思う。ただ、そんな頑張る毎日に心がおれて立ち止まりたい時がある。そんな時は自然の流れに身をまかせてもいいんだと覚えておきたい。彼女の話していることはすごく自然で飾らない感じが気持ちいいい。エンジニア系の話だけじゃなくて、ライフストーリーなどもほぼ英語なので、ヒアリングの勉強にもなるので私のお気に入りのチャンネル。さ、ひとまず一週間ぶりのブログを更新できた笑 イェイ。

移民ビザのマッチングアプリ?シリコンバレーエンジニアの酒井潤さんのYouTubeより。

転職活動中の私は、ラジオのようにシリコンバレーエンジニアの酒井潤さんのYouTubeを聞きながらJob Dispriction とQualificationをにらめっこしている毎日である。酒井さんのチャンネルは本当に有益な情報ばかりで素晴らしい。ご自身のキャリアやビザ関連のお話だけでも十分参考になるのに、彼のチャンネルの有益なポイントは彼の同僚や、過去の同僚エンジニアのケースの話も多く、ほかの日本人エンジニアに話を聞きに行っているところだ。ビザ取得の話だけではないが、アメリカでは右に習えと行かないところがある。本当に人によりけりなのだ。ビザの取り方や、企業の探し方など様々なアメリカで立ち回らなければいけない場面では、どれだけ自ら動いたかがアメリカで生きていくうえで大切だと感じる。今日聞いていたのはAIロボットエンジニアの河本和宏さんのインタビュー。

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彼も酒井さんと同様、戦術的にアメリカでエンジニアの仕事をゲットしている。その中で、移民ビザの種類によって最適な弁護士をマッチングさせるアプリがあるかも?というので調べてみた。”Matching app for immigrant visa” でググると 「Lawfully:Case Tracker」というアプリだけ検索に上がってきた。これはどちらかというとVISA申請後のCase Trackingがウリっぽいが、申請別で弁護士を探す機能もあるし、job opening のページもある。ちょっとここでも仕事を探してみよう。いい情報をゲットできた~。

lawfully.com

 

酒井さんは専門的な知識も、アメリカ・海外生活の知識も豊富。動画も頻繁に上がるし、ツイッターでおそらく大量に来ているであろう質問にも丁寧に回答されている。チャンネル開設から数か月で本を出版されたときには驚いた。そして、Udemyで講師も務めいている。あなただけ24時間以上あたえてもらってませんか?って聞きたいほど、どう本業の傍らこれらをこなしているのか。どうタイムマネジメントされているか気になる。子供の頃から寄り道して帰るのが好きだったが、困ったことに自分のキャリアにおいても寄り道しまくっている私。戦略的に物事に取り組むことを考えさせられる。ちなみに右で紹介している酒井さんのUdemyのPhythonコースも好評みたい。酒井さんのアルゴリズムとデータ構造のコースも気になる。一日の中でインプットの時間を作らないと!!!

 

 

 

Woman in Tech ・新井紀子さん

ニューヨークにはJapan Society というアメリカのNPO(民間非営利団体)がある。日米交流団体として一年を通じて積極的に活動されている団体。日本映画祭や、後援会、展覧会、ビジネスフォーラムなど有益なイベントをいつも催されているイメージがある。そのJapan Society が開催するオンライン パネルディスカッションが2月末に開催される。しかもテーマは 「Women in Tech」。もちろん申し込む。Yaaay~!!! 楽しみだ!!!

www.japansociety.org

Woman in Tech: Japan Society

左下の方が、東大合格を目指したAI ロボットの開発で有名な新井紀子氏

 

私の通っていたカレッジでも Women in Tech というサークルがあったり、Women who codeという団体では、女性エンジニアの促進のためTeenager にMacがもらえたり、Tech業界のなかではWomen in Techというフレーズはよく耳にする。なぜなら、日本でいう ”エンジニア女子”の母数がアメリカでも少ないのだ。私のメジャーはコンピュータサイエンスだったが、どのクラスへ行っても女子生徒は1割程度だった。

 

このパネルディスカッションに登壇されるのが、新井紀子さん。彼女について面白いなと思ったのは、東大合格を目指したAI ロボットの開発の中で、文章の脈略がわからないままのビックデータを学習させて計算、暗記させ回答を導きだす方法では、東大合格レベルの読解力を生み出すことはできなかったが、その結論ではなく、読解力がないAIよりも成績が悪い生徒が8割もいたことに注目したことだった。そして、現代の中高生がAIと同様、問題文を理解せず計算や暗記によって問題を解いていたことが調査により明らかになり、計算や暗記より、人間しかできない読解力を向上させていくべきだと「リーディングスキルテスト」の重要性を説いている。同じようなことを私の大好きなひろゆきもビールを飲みながらダラダラと語っていて、幼児教育で重要なのは、認知能力(IQ)ではなく非認知能力(物事をやり遂げる力や、社交性、自信など)を育てることだと。もうすでに計算や暗記においてはコンピュータが人間より優れているのは明白。今、大人が身につけるべき能力も感情を使った問題解決能力なのかもしれない。メンタリストDaigoとかあっちゃんのYouTubeが多くの人に観られているわけだ。

 

 

Win Win Wiiin ~人生は理不尽でしかない~

このコロナ禍で救われたものの一つが、極楽とんぼ山さんのYouTubeチャンネル ”けいちょんチャンネル”。まじでめちゃくちゃ面白い。この明るく笑える楽しいチャンネルが少しずつ登録者数を伸ばしている。演者である山さんと、企画•編集の松本D、そして影の?演出家マッコイさん。全員がプロ、職人。あっちゃんが言うようにパターンをシリーズ化していっている。このチャンネルを今回あっちゃんがWinWinWiiinの第三回ゲストとして取り上げた。あっちゃんかっこいい~❤ NY時間早朝4時に起きてliveで観た。 めちゃイケ世代がなんでこんなに戻ってこないのかと頭の片隅で思っていたタブーに切り込むところは、いかに私たちがマスメディアの一方的な報道を思考停止した脳みそで受信してるかに気付く。そして山さんのこと想うと恥ずかしいくらいあっちゃんの分析には説得力があった。(笑)

 

ひょっとこ 山本圭壱

ロンブー淳がツイッターのアイコンをひょっとこにして、山さん待ってなかったかな~

宮迫さんのチャンネルに飛んだ後編は何回見ても泣いてしまう。今、あんなに歌って踊って明るく笑いを視聴者に届けている山さんが我慢した10年間を想うと、本物の芸人さんってこういう人なんだろうなと思った。人生は理不尽でしかない。生きていればそう思う日って誰でもあると思う。ただ、大事なことは山さんが言っていたように、その時に腐らない、諦めないこと。私もこの我慢の3畳生活から抜け出して山さんのように陽の目をみなくては。(笑)それにしても日本のお笑いは世界一!!!

 

 

 

 

3畳暮らしでもまあまあ幸せなのが困る       【衣食足りて礼節を知る】

コロナ禍にも慣れてきてしまって、まだまだ終焉もみえない。ひとまず3畳+窓が2つもついている部屋にダウンサイズした。3畳の小さい部屋、バスルームとキッチンは共有のシェアハウス。早くシリコンバレーへ転職してこのルームシェア生活を卒業したい気持ちはある。気持ちは。自分だけのバスタブにお湯をはってバブルバスを楽しみながらのYouTube。フーーーー!!!フルーツやシャンパンなんか飲んじゃったり、、、。フーーーー!!! アメリカでのシェアじゃない憧れの一人暮らし。年に数回は日本の家族やお友達に会いにいけて、海外旅行にも数回行ける生活レベル。そんな生活レベルに到達するには少なくとも70Kから80Kの収入が必要だろう。日本円にして730万から830万くらいの年収。こういう目標はあるのものの、なぜか転職活動がはかどらない。あの大学時代にやっていた怒涛の企業説明会やエントリーシートに追われた切迫感がないのだ。

 

衣食足りて礼節を知る。

 

このコロナ禍で自分の好きな街NYにいられて、衣食住足りてることが自分を安心させているのかもしれない。ありがたいことに今のところ当分の生活は大丈夫だろうし、NYは食料援助のネットワークも充実している。死にはしないだろう。コロナ以前にはできていた旅行や、外食、ショッピングはできなくなったが、自分が好きなものを料理して食べることが大好きな私は十分幸せに暮らせているのだ。私の母は料理が上手な人で、梅干しとか手作りするような人。彼女のおかげで一通りの料理はできるように育った。衣食住が整えば人間基本的には幸せでいられるんだろうと思う。少なくとも私の場合。

マズローの欲求5段階説

https://motivation-up.com/motivation/maslow.html

マズローの欲求5段階説によれば、生理的欲求と安心欲求は満たせている。私の次の段階は社会的欲求(帰属欲求)だ。このコロナ禍では色んな方にお世話になった。いつか恩返しができるくらいに稼がなくては!!! 待ってろよシリコンバレー!!!